土曜日

立山町座主坊(ざしゅうぼう)


立山町の座主坊地区は、白岩川の最奥集落と、常願寺川の最奥集落を結んだ山の中にあります。
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間違いなく、県内屈指の限界集落のひとつです。

座主坊と書いて正式にはザシュウボウと読みますが、地元ではザッスンボウとかザッシュウボウとか読み慣わすそうです。

読みの発音もカッコイイ上に、「座主坊」という漢字から想起される映像もカッコイイ。
富山県内でも5本の指に入るカッコイイ地名です(私信)。

立山開山伝説と関係のある地名らしいですよ。




最後の集落を通過して、長いこと細くくねった林道を走ると、突然、人が暮らしていた痕跡が出てきます。





 気持ちよく間伐された林の中に、数戸が集まった小さな集落があります。座主坊地区です。





 今でも人が暮らしておられるそうですが、冬には無人になる(道も除雪されない)地域だそうです。




 
 車から降りて写真を撮っていたら、はるか向こうから野犬が全力で向かってきました。





慌てて車に戻ります。


ここは地の果てザシュウボウ。





 歴史を感じる小さなお社。聞くところによると、祀られていた神様はすでに麓の神社に下ろされたのだとか。






 このお社が賑わっていたころの写真を見てみたいですね。





誰もいない耕作放棄地で、大きな梅の木が満開の花を咲かせていました。





富山のカッコいい地名がまた一つ、地図から消えようとしています。